そして、本日のウツワは月曜定休日ならでは、あまり多くの方に誉めてもらえそうもない、きわめてストライクゾーンの狭いウツワ、もちろんアウトレットです。
有田物のデッドストックの特大湯呑、名付ければ社長さんの湯呑です。
お値段は 2484円→特価1296円(税込 在庫限り)
元値は昔の定価なので、現在作られていれば果たしていくらで出来るか想像つかないという代物です。
外は派手派手でも中には模様は描いてはいかんという、頑固な社長さんの好みに忠実な仕様です。
糸底にも細工があります。ここにさらに錆が巻いてあったらさらにタイムトリップですが、そこまで古くはありません。
手間のかかる絵付けです。
染付の青部分、輪郭はさすがに銅板で印刷的に付けて薄い青は職人さんの濃筆での手描き(濃とかいてダミと呼ぶ作業です)、ここで本焼き。
そこに黒輪郭とやや紫っぽい部分の転写を貼ってから赤絵と緑の盛りをして上絵窯にもう一回。
焼く温度が違うので赤の上の金彩を焼くのにもう一回と計3回窯に入って出来上がるという流れかと想像します。
大変な作業ですが、欲しくなるかどうかはまた別の問題です、大変な仕事ですが出来れば継承していってほしい技術です。